12月15日() 名張〜松阪、名松線を行く
2007年冬の18きっぷ旅行は、比較的近場の中でも未だ乗車したことの無かった「名松線」を目的地に選んでみました。

 ・
 ・
 ・


そんなわけで『北近畿』→大阪環状線→近鉄特急と乗り継いで名張駅にやってきました。
特急も停車する割と大きな駅なのですが、駅舎の影響か昔ながらの懐かしい雰囲気がただよう場所ですね。

で。

18きっぷを全く有効に使えていない行程もさることながら、その前になぜ名張駅に降り立ったのかと疑問に思う人が居ましたら、まずは名松線の建設当初の計画から語らなければいけないので『名松線 - Wikipedia』をどうぞ(ぇー


要するに当初は名張から松阪を結ぶ計画で建設が始まったのですが、事情により鉄路は途中の伊勢奥津までしか建設されていません。

しかしながらその先の伊勢奥津〜名張間には路線バスが設定されており、これによって名松線本来の目的を補完している訳ですね。
ということで今回はそのバス路線も利用し、「張〜阪を結ぶ名松線」として走破することにしたのです。



さて名張駅で下車し、しばらくバスの待合室で待っていると、今回の第一走者がやってきました。


伊勢奥津駅前行きのバスです。

よく考えるとこれも18きっぷが使えません。いやまあ当たり前なんですけど。


バスは定刻通り13時ちょうどに発車。


・・・それにしてもこのバスの運転士さんは実に顔が広い。

どうやら私を除く全ての乗客とお知り合いのようで、走行中は前に陣取った数人の乗客と、ずっと世間話等をしておられました。
まあ一番驚いたのは待避所で対向のトラックと離合する時、おもむろに窓を開けたかと思うと

やっぱり世間話を始めるんですよね。

その間大体30秒ほどでしたが、これにはさすがに面食らいました。

しかし特に運行時間に影響している様子もなく、バスは常時30km/h程度でのんびりと酷道、もとい国道368号を走行していきます。


その後も待避のために100mほどバックしたり、道端に止まっていた工事用トラックのために5分ほど立ち往生するといったイベントが発生しつつも・・・


バスは定時前に伊勢奥津駅に到着しました。
なおこの伊勢奥津駅は2005年に駅舎が改築され、この地域のコミュニティーセンターが併設する形になっています。

それにしても楽しいバス旅でした。一応鉄道主体のサイトなので詳細は割愛しますが、上の文章で何となく分かっていただければ幸いです。

あ、酷道サイトとか見ると雰囲気がわかりやすいかも。

ちなみに走行途中の写真がないのは・・・まあつまるところ私もすっかり運転手さんのペースにはまってしまいましたと言う事で一つ。
この路線を専門に受け持ってるらしいから、機会があれば再び乗りに行きたいなあ。


さて、ようやく鉄道の話に戻ります。


駅舎は改築されたものの、先代と同じ木造の駅舎でありなかなか良い感じです。待合室も外気をしっかり遮断してくれるので過ごし易い。


ただし構内の配線も改築を機に整理されてしまったようで、こちらは結果として1面1線と、終着駅としては少し寂しい状態になってしまいました。


そんな中でも、半ばこの駅のシンボルであった給水塔は健在でした。
どうやら周辺の雑草などもこまめに刈られているようでしたので、当面は保存していく方針のようです。

ただ、やはり近づいてみるとかなり老朽化が進んでいる部分も有るようでしたが・・・その辺りで今後どの様な対策が取られるのか気になります。


こうしてしばらく給水塔の写真を撮影しているうちに、いつの間にか松阪からの列車が入線して来ました。

この名松線を担当するのはキハ11形の鋼製車。
JR型の車両ではありますが、こういったローカル線にも割と馴染みやすい車両だと思います。


発車時刻までは少し時間があったので、今度は列車も含めて撮影。


撮影するうちに出発の時間となりました。お客さんは・・・10名弱で同業者の方と地元の形が半々といった所でしょうか。


伊勢奥津を発車した列車は、すぐに山の方へと向かって行き、その後しばらくは山あいを縫うように走っていきます。

途中の伊勢八知駅で一度開けた所へ出てきますが、しばらくすると再び山あいへ。


そして再び開けた所に出てきた所で、名松線唯一の交換可能駅である家城駅に到着です。

さて、この名松線は非自動閉そく方式となっています。
その為家城駅では、現在でもタブレットの交換が見られる駅として有名です。

と言う事で反対列車のタブレット交換シーンをどうぞ。








・・・放置?


タブレットの交換が終わると、互いの列車はそれぞれの終着駅に向かっていきます。
そういえばつい数年前までは腕木式信号機が現役だったんですよね。一度見てみたかったなあ。


さて家城駅を出発しまして、次の駅は・・・



松阪。


あろうことか家城駅を過ぎた頃から眠気がピークに達しまして、うとうとしていたらいつの間にか松阪駅に着いていました・・・

そんな訳で今回の名松線の旅はこれで終わりです。
まあタブレット交換も見られたし、要所要所は押さえたような気がするから良しとしますか。

・・・いややっぱりもう一度行くかな。バスの運転手さんにもまた会いにいかにゃならんし。


そうそう、今回はバスを利用して名張〜松阪を走破するという形をとりましたが、単に名松線だけを往復するのとはまた違った楽しさもあったように思います。
なんと言いますか、バス路線からの光景を見ながら未成線に思いを馳せて見るのもまた一興かと。

あとバスとか酷道が好きな人は是非に(ぉ



いささかバスの話が多くなってしまいましたが、とりあえず今回の名松線旅行記はこの辺で。