
放出駅を出発して約15分、列車は終点の久宝寺駅に到着です。
到着した列車はそのまま回送扱いとなり、一旦奈良方面に設置された引き上げ線に入ります。

そしてしばらく後に放出行となって入線。私鉄などでよく見かける折り返し方法ですね。

久宝寺駅では直通快速と初遭遇。種別幕は一般的な快速幕ではなく、専用の幕が用意されました。
また上の写真では切れてしまっていますが、行き先表示は「おおさか東線経由
北新地・尼崎」と書かれています。

この直通快速に充当される車両は、宮原運転所に新製配置された223系6000番台。221系と共通の性能を持ち、乗務員扉と前面に入ったオレンジ色のラインが特徴的です。
ちなみにこの直通快速ですが、現在のところ朝の奈良発尼崎行4本と、夕方の尼崎発奈良行4本のみの設定となっております。
つまりこの車両は新製車にも関わらず
朝に尼崎へ向かい→昼間は宮原運転所で休憩→そして夕方に奈良へ向かって→そのまま奈良電車区で就寝・・・
という非常に悠長なシフトが組まれておりまして、昨年より社会人として働くようになった自分からするとなんともうらやましい限りです(ぉ
(若干訂正:宮原ではなく塚口や新三田の電留線で日中を過ごす編成もあるようです)
またしても少し話が逸れましたが、ひとまず全線乗り通してみた感想を。
もちろん新線と言うこともあって設備等の新しさが目に付くのは当然なのですが、そんな中でもどこか古臭さも感じさせる路線ですね。
沿線には昔からの町工場が立ち並ぶ地域が多く、他の地域でも割と背の低い建物が立ち並んでいます。
大阪でも梅田周辺はすっかり高層ビルが林立するようになりましたが、 この辺りではそうなる以前の、一昔前の大阪の風景を随所に見ることが出来たように思います。
貨物線からの転用と言うことで、完全な新線ではないというのもひとつの要因かもしれませんが、それよりも眼下に広がるこうした沿線の様子が一番の要因でしょう。
さて最後になりましたが、ここからは今回のおおさか東線開業で誕生した新駅の様子を紹介しましょう。
と言っても、時間の都合上一つの駅にしか降り立っていないのですが('A`;)ゞ

と言うことで、代表としてJR俊徳道駅をご紹介。
駅名標の下部に使用されている色は「ブルーグレー」。
これがおおさか東線のラインカラーであり、前ページの運賃表や、先ほど載せましたおおさか東線用の方向幕にもこの色が反映されています。
 
一見するとJR西日本で一般的に使用されている青色に見えますが、こうして並べてみますとわずかに灰色がかっているのがお分かりでしょうか。

また上の駅名標のほかに、階段部分の仕切りにも駅名が書かれています。
そしてここに使用されている背景色は、ラインカラーとはまた異なっており、各駅に独自の色が設定されています。これはおおさか東線各駅における大きな特徴と言えるでしょう。
各駅における色の設定については、前ページの記念入場券の写真を見ていただくとお分かりになるかと思いますので、興味のある方はまた一度ご覧ください。
(放出駅、久宝寺駅では設定されていません)
(クリックで大きくなります)
時刻表、路線図など。路線図には堂々とおおさか東線の表記がありますが、それとは裏腹に時刻表の方は15分に1本と寂しいものです。
この辺りが「まだ一部開業に過ぎない」という事実を示しているのかもしれません。
なお先ほど紹介しました直通快速については、おおさか東線内の各駅には止まりません。その為時刻表に表示は無く、左下に赤字で「※通過列車にご注意ください」と書かれています。
それにしても当駅からの停車駅案内がちょっと簡易過ぎな気が。何故か隣のJR河内永和駅には白丸すらされていないし・・・

ホームからみた駅の様子。市街地ではありますが、防音壁などは特に設けられていません。この日は春の温かい風が吹き抜けて気持ちよかったです。
2枚目の写真は同じ場所からちょうど反対方向を向いて撮影した写真。画面奥に隣のJR河内永和駅が見えます。線路も一度狭まってからすぐに広まってと忙しない。
続いて久宝寺側から撮影した写真を。こちら側はホームの端付近まで屋根が延びています。
1枚目の写真はちょうど列車が発車していく所ですが、こうして見ると結構曲線になっていることが分かりますね。
また右上には列車案内表示機が写っておりますが、これはJR西日本で使用される中でも小型のものでした(左から[列車種別・時刻・行き先/乗車位置]と表示)。
そういえば上の写真に写っているのも201系ですが、結局この日は201系しか見ませんでしたね。あわよくばピカピカの新線を走る103系が見られるかと思ったのですが・・・少し残念。

なおこの駅では近鉄大阪線に乗換えることが出来ます。
乗換駅である俊徳道駅は目と鼻の先にあり、大変便利です。但し普通しか止まらないので、それがちょっと困り者ですが・・・
ちなみに隣のJR河内永和駅では、近鉄奈良線に乗換えることが出来ます。しかしこちらの乗換駅である河内永和駅も、普通しか止まらない駅だったりしますが。

駅舎・・・というか駅入り口の様子。昼ごろに訪れたのですが、新線・新駅を一目見ようとする方などで賑わっていました。
あと少し暗くて分かりにくいのですが、券売機横の柱が、先に載せた階段仕切り部分の駅名標と同じ色になっているのが分かりますでしょうか。
このように各駅において設定された色は、駅の随所に使用されています。よく見ると一つ上の写真に写る蛍光灯カバーも・・・?
そして駅員と窓口に関しての情報ですが、おおさか東線内の各駅は業務委託駅となっており、みどりの窓口は設けられていません。
その代わり券売機横にみどりの券売機を設置し、窓口の代わりとしています。
さて、私はこのままこのJR俊徳道駅を後にしまして、お隣にあります近鉄の俊徳道駅から近鉄に乗換え。今回のおおさか東線レポもこれにて終了でございます。

・・・の前に近鉄の俊徳道駅から見えたJRの駅名表示を。
この独特な書体で書かれた駅名表示は、他のおおさか東線の各駅でも見られるようです。階段部分の仕切りに書かれた駅名標と並んで、これも大きな特徴の一つと言えるでしょう。
でもこの俊徳道駅の場合、多分ここからじゃないと見えないような気がするんだよなあ・・・まあ乗換駅から見えればそれでいいのか。
(クリックで大きくなります)
さてさてこれで本当に最後。周辺マップを載せておきます。
こうして見るとやはり「JR○○」と命名された3駅の近さが目立ちます。あと新加美駅と加美駅も目と鼻の先にあるんですね。
また高井田中央では地下鉄中央線と接続しており、先に述べた近鉄の2路線を含め、大阪の東西に伸びる各路線とうまくリンクした路線であることが分かります。
この地域を初めて南北に貫いた鉄道路線、十分に需要は見込めそうです。
とはいえ時刻表の設定などを見る限りではまだ「仮開業」といった面も否めず。やはりこの路線がその進化を発揮するのは、新大阪まで全通したときになるのでしょうか?
以上、今後の動きも気になる新線「おおさか東線」の部分開業記念レポでした。 |